ビスホスホネート製剤（BP製剤）

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特長：

骨粗鬆症による骨折を予防する効果がある

用法が特殊

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作用機序

• 破骨細胞による骨吸収を抑制することで、骨密度の低下を抑制し、骨折を予防する
• ステロイド製骨粗鬆症の予防にも用いられる

薬剤名

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ビスホスホネート

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（BP製剤）

• エチドロン酸（ダイドロネル錠200）
• アレンドロン酸（フォサマック・ボナロン）
• リセドロン酸（アクトネル錠）
• ミノドロン酸（ボノテオ・リカルボン）
• イバンドロン酸（ボンビバ）

薬効群内の比較：

• 骨折予防のエビデンスが最も豊富なのが、アレンドロン酸
• 剤形や用法の違いが選択肢となる
• ステロイド性骨粗鬆症の予防のためにBP製剤を用いる場合、第一選択は、アレンドロン酸・リセドロン酸（ステロイド製骨粗鬆症の管理と治療ガイドライン：2014年改定版）

特徴

• 経口服用時、腸管から吸収され、血液中に移行する割合がごくわずか（数％）

  • 吸収が阻害されないようにするために、起床時に服用
  • 服薬後、30分程度は、水以外は摂取不可
  • ➕α

• 粘膜に付着すると、炎症を引き起こす可能性がある

  • コップ1杯の水で服用する（服薬時の水が少ないと残薬につながる）
  • 服薬後、30分程度は、横にならずに、上体を起こしておく
  • ➕α

• 服薬方法が特殊であるが、正しく服薬することが重要

• アドヒアランス向上のため、当初は1日1回連日服用だったが、用法が工夫されている
  • 連日服用
  • 週1回服用
  • 月1回服用

代表的な副作用

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食道の炎症や狭窄

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• 粘膜に付着すると、炎症を引き起こす可能性がある

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顎骨壊死

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BPを長期間・高用量使用した時に起こる可能性がある副作用

まれな副作用だが、発生すると重篤

侵襲的な歯科処置や局所感染と関連して生じるため、予防のためには、

• 歯科受診をするときには、服薬中であることを必ず伝える
• 普段から口腔清潔に努める

ことが重要である。

薬剤と発症の関連として、累積投与量があるので、副作用を予防する目的で、ドラッグホリデーを設ける場合がある（休薬期間）